スタダ代表格の夏侯惇について、実際に左眼球摘出寸前で、眼帯生活を余儀なくされたことがある立場から考察します。私は夏侯惇とは違い、瞼裏の腫瘍をきれいに取ったおかげで、ギリギリのところで眼球摘出は免れました。容姿も普通に変化なしです。
手術は成功したものの、傷が塞がるまでは目薬の代わりに直接軟膏のようなものを目に入れなくてはいけない、という治療を自宅で続けました。なんせ手術後は殆ど目が見えないので、いまだに薬がどんな感じだったのかも不明です。
私は眼帯ではない方の右目の視力が既に下がっていたので、景色全体がボヤけた世界という状態でした。ベッドから起き上がって、洗面に行くのも一苦労で、壁沿いに手をついて感覚で確認しながら家の中を移動したという感じでした。
夏侯惇は昔の人だし、怪我による眼球摘出だから右目の視力は普通にあったとしても、時間が経つにつれて通常の半分から半分以下の視力になってるはずです。
何故、半分以下と考えるかというと①の考察でも書きましたが、片目だけで物を見る生活が続くと酷使されて著しく視力が下がるからです。
だから、夏侯惇の記録によると眼球を弓矢でやられた後にそのまま引っこ抜いて飲み込んで、その場で敵を倒したそうですが、その後の戦いは結構大変だったんじゃないかと思います。
もう一つ、自分の眼帯生活で気づいた点としては狙われやすくなるということが挙げられます。手術後は安静にするため、殆ど自宅で療養していたのですが、それでも病院とかには行くわけで。
移動中の人とすれ違いざまに暴力的な扱いを受けたり。
いかにも目が見えなさそうな人をターゲットにする人は一定数いるので、夏侯惇も戦場に出た時は狙われやすいポジションだと推測しました。反撃スキルの戦法と相性がいいのも、自分としては妙に納得かな?
そんな彼が矢面に立って、反撃戦法でスタダを牽引しているかと思うと、ある種の囮戦法なのかなとも思っています。
星里有乃
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